グループワーク

グループワーク（ショートケアプログラム）のご紹介

さっぽろ麻生メンタルクリニックは、薬のみに頼らない心療内科をめざしています。その取り組みの一つとして実施しているのがショートケアプログラムのひとつのグループワークです。

グループワークとは

自分の病気と向き合ったとき、
「どうして自分はこの病気にかかっているのだろう」
「なぜ調子が悪いんだろう」
そういった疑問を抱く方も多いと思います。
また、
「自分の状況を、同じような状況の方にわかってもらたい」
「これまでの経緯や、今の状況を共有したい」
「一緒に頑張れる仲間がほしい」
という思いをお持ちの方もいらっしゃると思います。

さっぽろ麻生メンタルクリニックでは、グループワークを通じて同じ病気をかかえた人達と意見交換しながら、病気への理解を深めていきます。

グループワークで得られること

グループワークを受けることで、まずは自分の病気をよりよく知ることができます。
さらに、自分の考え方や受け取り方を意識できるようになります。それは言い替えると「自分の性格を知る場」とも言えるかもしれません。

たとえば、人付き合いの中で「嫌われた」「嫌われてるんじゃないか」と感じがちな方がいらっしゃいます。対人関係に過敏になっている状態です。そのような中で、人付き合いでの自分の「受け取り方」を知ることでうまく対処ができるようになり、生きづらさが軽くなっていきます。

また、病気になるとどうしても生活のリズムが狂いやすくなりますが、グループワークを受けることで生活習慣を改善し、一週間の中で一定の生活リズムを身に着けることにも役立ちます。

グループワークの詳細

実施形式

進行	心理士を中心としたスタッフが課題などを用いてワークを行います。
参加者	数名～10名程度で行います。
場所	さっぽろ麻生メンタルクリニック内 ミーティングルーム
費用	グループワークには診察費が発生します。医師の診察時にお問い合わせください。
時間	それぞれのプログラムの開始時間を参照
スケジュール	2020年3月 日程

テーマ（変更になることがあります。）

アルコール 依存症の 疾患教育 （毎週月曜日 15：00～）	アルコール依存症の患者さんが対象です。依存症の疾患教育を進めていきます。
うつ病の 認知行動療法 プログラム （毎週火曜日 9：30～）	主に抑うつ状態やうつ病の患者さんが対象です。うつ病の発症要因に自分自身の考え方、物事の捉え方のクセなどがある場合、そのクセに気づき、認知の誤りを修正することを目指します。
薬物依存症の 疾患教育 （毎週火曜日 15：00～）	薬物依存症の患者さんが対象です。依存症の疾患教育を進めていきます。
不安障害・ パニック障害の グループワーク （毎週水曜日 9：30～）	テキストを使用した認知行動療法をベースに、不安障害やパニック障害でお悩みの方を対象とした集団精神療法を行います。思ったことや感じたことをグループの人たちとお話をしながら、自己理解を深めることを目的としています。
女性の摂食障害の 集団精神療法 プログラム （毎週木曜日 9：30～）	現在、主に女性の摂食障害（拒食や過食の症状など）の症状でお困りの患者さんを対象とした、集団精神療法に参加していただける方を募っています。症状を取り巻く背景などを中心とした内容のテキストを使用し、思ったことや感じることなどについて、グループの人たちと意見交換しながら、自己理解を深めていきます。また、自分の困ったことや悩みを話すこと聞くことを通して、お互いの気持ちの共有を促していきます。
発達障害の グループワーク （毎週木曜日 15：00～）	発達障害でお悩みの方を対象とした集団精神療法を行います。テキストなどを用い、思ったことや感じたことをグループの人たちとお話しながら、自己理解を深めることを目的としています。
女性のうつ病・ 抑うつ状態の グループワーク （毎週金曜日 15：00～）	主にうつ病・抑うつ状態で背景に自己否定的な考えがあって依存症的行動を繰り返す患者さんが対象です。女性のみとなります。
ギャンブル 依存症の 疾患教育 （毎週金曜日 17：30～）	ギャンブル依存症の患者さんが対象です。依存症の疾患教育を進めていきます。

※院長ブログ「グループワークの報告」から、グループワークの様子をご覧いただけます。

グループワーク参加への流れ

1. 医師の診察を受ける

当クリニックの医師の診察で参加を認められた方が対象です。
参加を希望される方は必ず医師の診察を受け、ご相談ください。

2. 参加日程を決める

医師の診察日と、グループワーク日は別となります。
グループワーク参加日をお決めください。
予約はなくても構いませんが、事前にお知らせいただけると助かります。
※一度のみのご参加でも、毎回のご参加でも、どちらでも構いません。