全般性不安障害
基本的な特徴は、多くの出来事または活動に対する過剰な不安と心配が見られることです。
不安と心配の強さ、その期間、頻度については、心配な出来事の実現の可能性に釣り合わず、その心配を抑えることができず、その心配のせいで仕事などへの集中力を著しく妨げられている状態です。
具体的には、仕事の責任、自分の健康と家計、家族の健康、子どもたちへの災難、その他些細な出来事といった日常生活を毎日心配しています。
全般性不安障害の不安と心配には、以下の追加症状を少なくとも3つ認めます。落ち着きのなさ、または緊張感や神経の高ぶり、疲れやすさ、集中困難または心が空白になること、易怒性、筋肉の緊張、睡眠障害があります。
欧米での報告では約4%~5%の人が、一生のどこかの時点で全般性不安障害になるのではないかと考えられています。小児期や青年期に始まりますが、どの年齢でも発症する可能性があります。女性は男性の約2倍発症しやすいとされています。