うつ病
うつ病の患者数は近年増加傾向にあり、うつ病は一般的な病気と言えるようになりました。
うつ病の知識が一般に広まり、心療内科を受診する方が増えたこともその要因の一つとして挙げられます。
言い換えれば、これまでうつ病と気づかずに悩んでいた方が、適切な治療を受けられる環境が整ってきたということでもあります。
麻生メンタルクリニックでは、多様なうつ状態・うつ病に対応します。
10代のうつ
心身ともに大きく成長する思春期は、その変化に本人自身も戸惑い、彼らがみせる言動のどこまでが健康的な「悩み」の表れであり、どこからが「病気」の症状なのか、その判断を下すのは誰にとっても難しいことです。
麻生メンタルクリニックでは10代の抑うつ状態、うつ病に対して、その背景にひそむ思春期心性にも注目しながら治療にあたっていきます。
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働く人のうつ
日本ではいわゆるバブル崩壊に始まり、現在に至るまでの「失われた20年」の間に大きな変化を認めています。経済の失速に伴い、リストラが行われ、正社員の減少、非正規社員の増加、女性労働者の増加、サービス業の増加、製造業の減少、IT化などにより仕事の質の変化、仕事量の増加、雇用の安定への不安などが目立っています。実に5割から6割の事業所で、メンタルヘルスに問題を抱えている正社員がいると考えられています。
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女性のうつ
女性は男性に比べてうつ病の発症率が高いと考えられています。女性のうつ病の有病率は男性の約2倍です。これは約10人に一人がうつ病の経験者と考えられます。
女性の場合は、ライフサイクルの中で月経の初来、結婚、出産などで生活が大きく変わることが多く、家事と育児の両立などからくる比較的女性に多いストレスなどがうつ病の発症を高くする一因と考えられます。
また、ライフイベント(思春期・妊娠・出産・更年期・閉経など)による女性ホルモン周期の急激な変化なども関係しています。女性特有のうつ状態として、月経前不快気分障害(PMDD)、産後うつ病、更年期うつ病が挙げられます。
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高齢者のうつ
高齢者(老年期)のうつ病は青壮年期のうつ病と比べて、異なる病像を呈する場合があります。高齢者では、典型的なうつ病の症状を示す人は1/3から 1/4しかいないと言われています。身体的訴えや認知障害を伴うことも多く、抑うつ気分が若年群に比較すると明らかでないことも稀ではありません。また大事な人を亡くした後に見られる死別反応や、認知症に伴う抑うつ状態などと鑑別が難しいこともあります。
また若年群に比べて、妄想を伴う例が高齢者では比較的多いといわれています。
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